ボールねじのバックラッシュ(2)
ネジ棒の捩り剛性
ボールねじのネジ棒に捩りモーメントが働くとネジ棒はある量だけ捩れる。 この捩れ量は捩れ角としてあらわされ、ボールねじのリードの大きさによって、軸方向のバックラッシュとしてあらわれる。
従って数値制御機等のバックラッシュを問題とする場合は、このネジ棒の捩り剛性を十分検討する必要がある。
ネジ棒の捩りモーメントによる捩れ角は次式で計算する。
 …… (1)
 …… (2)
ただし、
 :捩れ角(度)
 :捩りモーメント(kg-cm)
 :捩れ度(度/cm)
 :作用点間距り(cm)(図2参照)
 :横弾性係数(85×10 4 kg/cm 2)
 :ネジ棒の谷径(cm)
(2)式よりNSK標準寸法のものについて計算した結果を図1に示す。 ただし一般に伝動軸の捩れ度は2.5×10-3以下が望ましいとされているので2.5×10-3以上は図示しない。
捩れ角による軸方向のバックラッシュ( )は次式により求める。
 …… (3)
ただし、 :ボールねじのリード(mm)
(例)BS45(リード10mm)に作用点間距り100cmで 捩りモーメント50kg-cm が働いた場合に発生する軸方向のバックラッシュを求める。
図1より = 28×10-4(度/cm)
(2)式より =28×10-4×100 = 28×10-2(度)
(3)式より ≒0.00078(mm)

図2
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