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5.2 精度と粗さ


5.2.1 はめあい面の精度と粗さ
 ニードルベアリングの軌道輪は非常に薄肉なので、その軌道面は取付けられる軸及びハウジングの精度に大きな影響を受ける。 一般の使用条件では、はめあい面は旋削の上仕上げ、精密中ぐり仕上げ、あるいはリーマ仕上げでもよいが、 精度や音響の要求が厳しいところ及び荷重条件のきついところでは研削仕上が必要である。
 粗さは、1.6μmRa 以下を希望する。 二つ割りハウジングは薄肉のニードルベアリングの外輪を変形させることがあるので、合わせ面に逃げをとるなど仕上げには注意を要する。 はめあい面の精度と粗さを表5.4に示す。


5.2.2 軌道面の精度と粗さ
 軸受部分を最もコンパクトに設計し、軸の剛性、負荷能力あるいは精度を高めるために、軸及びハウジング内径を直接ニードルベアリングの軌道面として使用することが多い。 その場合には、軌道面の精度と粗さが、直接、軸受寿命、音響及び精度に影響を与えるので、形状、精度及び粗さに十分な注意が必要である。 特に悪い円周方向のうねり、多角の形状は好ましくない。 表5.4に軌道面の精度と粗さを示すが、機能により検討する必要があるため、NSKにご要求ください。


5.2.3 軸の傾斜
 外力による弾性たわみ、取付誤差などによる軸の傾斜は、軸受において次の値以下にする必要がある。
 ただし軸受寸法が大きいとき、この値は 1/2〜1/3 程度にする。このような場合にはNSKにご相談ください。


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