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4.4 軸受の内部すきま

 転がり軸受の内部すきま は、軸受の寿命、発熱、振動あるいは音響などの性能に大きな影響を及ぼす重要な特性の一つである。
 転がり軸受の内部すきま とは、軌道輪と転動体との間の すきま をいい、内輪、外輪のいずれか一方を固定し、 固定されていないほうの軌道輪に規定の測定荷重を交互にラジアル方向に加えた場合の動きを求め、ラジアル測定すきま とする。 ころ軸受では、測定荷重による弾性変形を無視できるので、測定すきま と幾何すきま(ラジアル内部すきま)とは同じに考えてもよい。
 メートル系ソリッド形ニードルベアリングにおけるこのラジアル内部すきま の値は表4.3による。 すきま の大きさによってC2, CN(表示なし), C3, C4 及び C5に区分されている。 互換性すきま では、すきま の範囲が大きすぎて機能上支障がある場合、 表4.4に示す非互換性すきま の軸受を使用する。


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 表4.3及び表4.4のすきま の値は、 幅の狭い円筒ころ軸受にも適用されるので、幅が広く形式構造が種々あるニードルベアリングでは、CN すきま の軸受が必ずしも一般的ではない。
 機械に組込まれた軸受が、ある条件で回転したときに達する温度状態で、 しかも荷重による弾性変形がない状態を考えたときの すきま を有効すきま という。 理論的には、有効すきま がわずかに負であるときが最も寿命が長い。すべての軸受を一様にこの理想的な状態で使用することは困難であり、 負の すきま の量が多くなると、軸受寿命の低下がいちじるしいことからも、一般には有効すきま を零よりプラス側の すきま になるように選定する。
 すきま の選定には、はめあい条件、温度条件のほか、取付誤差などの点を考慮する必要がある。

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