テクニカルレポート | NSK専用軸受 | 鉄道車両車軸用RCC軸受
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13.13 鉄道車両車軸用RCC軸受

 最近の鉄道車両は、社会環境と技術動向から、鉄道車両用軸受の高速化とメンテナンスフリー化に対する要求が大きい。
 鉄道車両用軸受のなかで、車軸用軸受は、レールの継ぎ目やポイント通過時などに大きな振動・衝撃を受け、じんあい及び雨・雪などが侵入する厳しい条件で、長期間の高信頼性が要求されている。
 NSKでは、メンテナンスフリー化と高信頼性の要求のため、RCC軸受(車軸用密封円筒ころ軸受)を開発している。
 このRCC(Rotating end Cap type Cylindrical roller bearing)軸受は、両つば付きの複列円筒ころ軸受の両端に特殊設計のオイルシールを直接取付け、長寿命の専用グリースを封入した密封軸受ユニットである(図1)。専用グリースとしては、AAR(アメリカ鉄道協会)地区で多く使用されているグリースやNSKが開発した車軸用の長寿命グリースが封入されている。
 RCC軸受には、次のような特長がある。

(1) ユニット構造のため、取扱いが簡単である。
(2) エンドキャップを取外すだけで車軸端が露出するので、車軸探傷や車輪転削作業が容易にできる。
(3) 分解時には、ころと保持器とのサブユニットが内輪・外輪から分離できるので、洗浄・点検が簡単にできる。
(4) 外輪外径に防せい被膜を施したユニット軸受なので、軸受箱は外輪外径面が露出するアダプタ(くら)タイプでも十分であり、軸受周りの構造が簡単になり、軽量化も図られる。

 NSKのRCC軸受は、現在、ほとんどのJR及び私鉄各社の電車・客車に使用され、良好な結果を得ている。主なNSKRCC軸受ユニットを表1 [PDF: 140KB] に示す。

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