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テクニカルレポート | NSK専用軸受 | チェーンコンベア用軸受 |
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13.11 チェーンコンベア用軸受
製鉄所などにおいて、各工程間の半製品や製品(コイルなど)の搬送には数多くのチェーンコンベアが用いられている。このチェーンコンベアには、専用軸受としてチェーンコンベア用軸受が使われている。リンクプレートを接続するピンに内輪が固定され、車輪の役目を果たす外輪がレールの上を転がりながら移動し、品物が搬送される。
チェーンコンベアの構造は、用途によって種々あるが、製鉄設備の中で、最も代表的なコンベアを図1、図2に示す。
チェーンコンベア用軸受は極低速で外輪回転し、比較的重荷重を受け、衝撃力も受ける。また、高温の雰囲気下で、水・スケールの多い悪環境下で使われる。したがって、ローラ(外輪)の耐摩耗性をもたせ、破壊強度を上げる必要から、厚肉に設計し、浸炭化又は特殊熱処理により耐衝撃力を増している。重荷重に耐えるため、総ころ形の円筒ころ軸受とし、まれに複列円すいころ軸受を用いることもある。
シールの構造によって、S形(サイドシール形、図3)及びラビリンス形(図4、5)とがあり、グリース密封性、防じん性及び防水性が考慮されている。特にS形は接触シールの採用により、密封性がより向上している。
通常、外輪外径は円筒面で、外輪幅より内輪幅が大きい形式(図3、図4)とほぼ内輪・外輪の幅が同じ形式(図5)とがある。
チェーンコンベア用軸受の特長をまとめると、以下のとおりである。
| (1) |
ローラ(外輪)は厚肉であり、浸炭化又は特殊熱処理により、衝撃荷重に強く、耐摩耗性がある。 |
| (2) |
特殊テンパー処理により、高温下の使用に適している。 |
| (3) |
メンテナンスフリーを目的にした適正グリースが封入されており、耐久性、経済性に優れている。 |
| (4) |
シール構造は、グリース密封性、防じん・防水性に優れ、衝撃力によるシール外れの防止対策がなされている。特にS形は接触シールの採用により、シール性の向上が図られており、軸受の長寿命化、補給グリースとその工数の大幅な削減、設備周辺部の清浄化が可能である。 |
軸受の諸元の一例を表1 [PDF: 156KB] に示すが、表1 [PDF: 156KB] に示す以外の軸受については、NSKにご相談下さい。
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