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ベアリングドクター
1.まえがき
2.軸受の取扱い
3.軸受の保守管理
4.運転点検と異常処置
5.軸受の点検
6.走行跡と
  荷重のかかり方
7.軸受の損傷と対策
ベアリングドクター

ベアリングドクター

2.軸受の取扱い
2.1 取扱い上の注意
 転がり軸受は精密な機械の一要素であるため、取扱いにも相応の慎重さが望まれます。いかに高性能の軸受を用いても取扱いを誤ると、期待する性能は得られないことがあります。そこで、軸受の取扱い上、つぎの注意が必要となります。
  1. 軸受及びその周辺を清浄にする。(ごみの入らないようにする)
  2. 取扱いはていねいに行なう。(強い衝撃を与えないようにする)
  3. 適切な取扱い用具を使う。(あり合わせの工具の代用は避ける)
  4. 軸受がさびないように注意する。(手袋を用いて手の汗を避ける。腐食性ガスに注意する)

2.2 取付け
 軸受の取付けの良否は、軸受の精度、寿命、性能に影響を与えるため、軸受の取付けについて十分に検討してください。すなわち、次の項目を含んだ作業標準に従って取付作業を進めるようにしてください。
  1. 軸受及び関係部品の洗浄
  2. 関係部品の寸法及び仕上状況のチェック
  3. 取付方法
  4. 軸受取付け後のチェック
  5. 潤滑剤の供給
 軸受の取付方法では、一般に、軸回転の場合が多いので、内輪はしまりばめとなり、外輪のハウジングへの取付けは、すきまばめとなっています。

2.3 運転検査
 軸受の取付けが終わったのち、その取付けが正常であるか否かを確認するため、運転検査を行ないます。表2.1に運転検査方法を示します。
 この運転検査で異常を発見したときには、直ちに運転を中止して機械を点検する必要があります。その原因と対策については、表2.2を参照してください。




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