プレスリリース
日本精工株式会社 広報部
〜従来比40%以上の軽量化と国際競争力をもった価格を実現〜
NSKは、自動車の燃費向上に貢献し、コストパフォーマンスに優れる手動変速機(以下MT)用クラッチレリーズ軸受「TRZシリーズ」を開発しました。
自動車には、燃費向上のための技術開発が求められています。一方で、高い耐久性を持ちながら低価格を実現した小型自動車のニーズも強まっています。NSKは、自動車の燃費向上、高耐久性及び国際価格競争力向上に貢献する小型自動車用超軽量調心型クラッチレリーズ軸受「TRZシリーズ」を開発し、グローバルに大幅な需要増が見込まれる小型MT車をターゲットにシリーズ化しました。
【製品の特長】
◆ 部品点数の削減および材料の最適化による従来比40%以上の軽量化に成功
挟み込みバネ方式により部品の統合・小型化を行い、軽量化を実現しました。また、部品の樹脂化を行い、挟み込みバネ方式による効果と合わせて40%以上の軽量化に成功しました。
◆ 専用グリースの開発により約2倍の高温耐久性を実現
高温用モータ向けに実績のある合成油ウレア系グリースをベースに、合成油と鉱油を最適にブレンドした基油*1を持つクラッチレリーズ軸受専用グリースを開発しました。
一般的な鉱油系グリースに対して約2倍の高温耐久性を実現しました。
- *1 基油:グリースに含まれる油
◆ 鋼材の新規開発による耐久性のコストパフォーマンスを向上
クラッチレリーズ軸受の軌道輪用として最適化した鋼材を開発し、良好なプレス加工性と熱処理時間の短縮を実現しながら、従来品と同等の耐久性を維持しました。
◆ 専用樹脂材料の採用による耐久性の向上
一般的なグラスファイバー入りポリアミド樹脂をベースとしながら、耐摩耗性に優れた反応性高分子を添加した専用樹脂材料を開発。アルミ製相手部品の摩耗量の低減に成功しました。
NSKは、今回の開発品によりクラッチレリーズ軸受のラインナップ強化を図り、クラッチレリーズ軸受で2012年にグローバル売上60億円を目指します。
なお、NSKは本開発品を、5月23日(水)〜25日(金)にパシフィコ横浜にて開催される「人とくるまのテクノロジー展2007」に出品します。

予告なしに変更され、ご覧になった時点と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。
