プレスリリース
2006年4月26日
日本精工株式会社 広報部
日本精工株式会社 広報部
高強度ギヤ採用の「小型高出力電動パワーステアリング」を実用化
NSKは、3,000ccクラスの乗用車まで搭載可能な減速機構に高強度ギヤ等を採用した電動パワーステアリングを開発しました。
自動車の省エネ、高効率に貢献する電動パワーステアリングは、軽自動車に始まり、小型乗用車から大型乗用車へと市場が拡大しています。モータの回転力を伝達する減速機構部の小型化と負荷容量のアップが大型乗用車への搭載の課題とされていました。
NSKは、このようなニーズに応えるべく、大きな回転力にも長時間耐える耐久性の向上と、摩擦の低減をクリアした減速機構を開発し、3,000ccクラスの乗用車に搭載可能な電動パワーステアリングを実用化しました。
【製品の特長】
◆ ギヤ材料として新たな樹脂素材を開発
減速機のギヤ材料として、新たに高強度で耐久性に優れた樹脂を開発。耐荷重性能を2倍(当社従来品比)に向上させました。
◆ ギヤ形状の最適化
ギヤの形状を最適化させ、歯の当たる接触面積を大きくすることで、噛み合い接触圧力を下げるとともに、伝達力の変動を大幅に低減させました。
◆ 減速機ギヤ専用グリースを開発
減速機ギヤ専用に、高荷重で接触するギヤ表面の潤滑状態を改善したグリースを新たに開発。ギヤの摩擦を大幅に減らし、摩耗耐久性を2倍(当社従来品比)に向上させました。
NSKは、今回開発した減速機構を標準仕様とし、これを搭載した「小型高出力電動パワーステアリング」の販売を拡大していきます。2010年には200万本の販売を予定しています。
電動パワーステアリングの減速機構に求められる機能と開発内容

(1) 高強度樹脂材料の開発
ガラス繊維を微細化することにより、ガラス繊維と樹脂部分の共有結合で形成された強化領域をオーバーラップさせ、強度と耐摩耗性を向上させました。
(2) 樹脂ギヤ歯形形状の最適化
(3) 高効率グリースの開発
新開発添加剤で樹脂を保護することにより油膜を確保し、樹脂とウォームとの間の直接接触を防止することにより効率を向上させました。
プレスリリース記載の情報は報道発表日時点の情報です。
予告なしに変更され、ご覧になった時点と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。
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