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| NSKアニュアルレポート2005 |
| 精機製品事業 |
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NSKの精機製品事業は、ボールねじ、リニアガイドを中心とする直動製品と液晶カラーフィルター製造用露光装置、XYテーブル、メガトルクモータを中心としたメカトロ製品で構成されています。
当社は高精度、高速位置決めに必要不可欠な直動製品や、直動製品で培った超精密位置決め技術を活かしたユニット商品としてメカトロ製品を世界のお客様に提供して、顧客の様々な先端技術のニーズに応えています。 |
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当期の業績
当期は日本においては半導体・液晶製造装置向けは下期から需要の調整局面に入ったものの、一般機械・工作機械向けは年度を通じて好調でした。海外においては、米州では半導体設備需要の急回復により、欧州では拡販努力や需要の回復基調により増収となり、またアジアにおいては液晶カラーフィルター製造用露光装置を中心として大幅に売上を伸ばしました。
以上の結果、当期の売上高は、前期比36.4%増の642億円となりました。営業利益は通期で4期ぶりに黒字転換し、48億円となり、営業利益率は7.4%となりました。
今後の見通しと重点的な施策
国内工作機械受注推移 |
| 出所:(社)日本工作機械工業会 |
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国内半導体製造装置受注推移 |
| 出所:(社)日本半導体製造装置協会 |
2006年3月期の需要環境は不透明感がありますが、一般機械、工作機械向けは堅調な需要を維持し、今年に入り在庫調整が概ね終了した感のある半導体・液晶製造装置関連は下期以降本格的な回復基調に転じるものと予想しています。
製品では、当事業の売上高の1/3を占めるボールねじについては、世界トップのシェアとなっていますが、この強みを活かして工作機械メーカーに静音ボールねじの製造技術を供与し、当社製品の業界標準化を狙っています。また、高速・静音製品のBSSシリーズを標準在庫品として発売を開始し、この流れを加速化したいと考えています。
また、液晶カラーフィルター製造用露光装置については、今後の液晶メーカーの投資動向やパネルの大型化に合わせ、大型テーブルの移動の高速化や位置決めの精度向上など、機能向上に取り組みます。2006年3月期は、アジアの液晶パネルメーカーを中心に、引き続き旺盛な設備投資が継続すると考えています。
一方、外部環境の需要変動に耐えうる体質の強化にこれまで取り組んできましたが、「APS(生産革新)活動」をより一層加速させて、損益分岐点の引き下げを図り、利益体質のさらなる強化をめざします。
さらに、自動車製造設備、医療、食品分野などの新規顧客分野への拡販活動や新製品の開発強化による新製品売上高比率向上活動も着実に実を結びつつあります。
トピックス
国内大手工作機械メーカーへのボールねじ製造技術供与
NSKは国内大手工作機械メーカーに独自のボール循環方式を採用した高速・静音ボールねじ「BSSシリーズ」の製造技術を供与することに合意いたしました。これにより「BSSシリーズ」の認知度をさらに高めるのみならず、同製品のデファクトスタンダード(業界標準)化も狙えるものと考えています。
精機製品の国内生産拠点再編
NSK は日本国内において前橋と九州でボールねじを生産していますが、小型ボールねじの前橋から九州への移管が予定通り進み、九州は標準タイプ、前橋は中・大型のボールねじの生産に集中できる体制がほぼ整いつつあります。生産の整流化をそれぞれの拠点で図ることによって、リードタイムの短縮や在庫の圧縮に努め、精機製品事業全体の収益体質をさらに強化すべく、取り組みを加速させています。
精機製品の主な新製品
高速・高負荷用ボールねじ「HTF-SRCシリーズ」
近年の射出成形機においては、超薄肉・高精度成形や高速・高加速の射出性能が求められており、送りねじにも回転速度の大幅な向上が求められるようになってきました。NSKではボールねじの高速限界を決めていた循環機構を根本から見直し、従来品よりも2倍以上に回転速度限界を向上させ、かつ騒音を1/2〜1/3に低減した製品の開発に成功しました。
超高精度NSKリニアガイド「ハイアキュラシーシリーズ
HSタイプ」
当製品の特長は、従来品に対し2倍以上の長さとした超長形スライダにあり、運動精度に影響をおよぼす転動体通過振動を従来に比べて1/3に低減しました。3次元測定機などの精密測定機や各種半導体・液晶製造装置など向けに、低摩擦力とコンパクト性(断面形状)を重視しています。
高速静音ボールねじ
標準在庫品「コンパクトFAシリーズ」
2003年に販売を開始した高速静音ボールねじ「BSSシリーズ」は、お客様から高い評価をいただいたため、今回その標準在庫品として「コンパクトFAシリーズ」を商品化しました。

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