NSK Motion&Control 日本精工グループ
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NSKアニュアルレポート2005
 特集: Paving the Way for Growth

NSKは誕生してから間もなく90年を迎えます。
その間、当社の事業は中核の軸受から自動車部品・精機製品へと拡大しました。
お客様ベースは今やほぼすべての産業におよび、また活動範囲もグローバルに広がりを見せ、現在では24の国と地域に生産・販売拠点を有するに至っています。
今、注目いただきたい当社の事業活動に、「製品」・「市場」・「地域」の3つの戦略面から焦点をあててみました。

Capitalizing on Our
Roller Bearings Expertise

製品戦略 ころ軸受

当社の総合技術力を最大限に活かせるころ軸受。
需要は海外市場を中心に拡大しており、今後の収益の成長ドライバーとして、特に一般産業機械分野、アフターマーケットでの取り組みを強化していきます。


玉軸受 ころ軸受

ころ軸受とは?
転動体に「ころ(ローラー)」を使用した軸受をころ軸受と呼びます。転動体に「玉(ボール)」を使う玉軸受との一番の違いは荷重の支え方です。荷重を「点」で支える玉軸受は高速性、静音性に優れ、家電製品などに多く使われています。一方、荷重を「線」で支えるころ軸受は、より大きな負荷に耐えられるため、鉄鋼・建機・工作機械など重厚長大産業に多く使用されています。

NSKの総合力を発揮
現在、NSKの産業機械軸受事業の約3割を占めるころ軸受は、コモディティ化が進む標準玉軸受などに比べ、より「技術集約型」の商品であり、当社の有する高い製品開発力、応用技術力、および材料技術力を最大限に活かせる製品分野です。また、この製品の特性上、「多品種・小ロット」の生産形態に対応することが要求され、当社が長年にわたり蓄積してきた製造技術ノウハウを活かせる場でもあります。当社のこのような技術的な強みに加え、豊富な商品ラインアップと総合ソリューション提案力をもとに、国内市場では既に高い地位を確立しています。今後はインフラ需要が引き続き堅調に推移する中国をはじめ、需要増加が見込まれる海外市場でのオリジナル品とその補修需要の取り込みに注力します。また、マーケット主導で生産能力の強化にも引き続き取り組んでいきます。

高機能商品をグローバルに拡販

ころ軸受生産拠点
日本 ころ軸受の主力生産拠点である藤沢工場に2006年3月期までの2年間で約50億円をかけて生産設備を増強
欧州 精密軸受のグローバル生産拠点として英国・ニューアーク工場の生産能力増強中

当社では高機能ころ軸受の開発による技術力での差別化を武器に、国内外の各地域ごとに絞り込んだ重点産業分野を中心にして拡販活動を展開しています。例えば2003年12月に販売を開始した「HPS™自動調心ころ軸受シリーズ」は、従来の軸受に比べ寿命を2倍に延ばし、許容回転数を最大20%向上させた画期的な商品です。自動調心ころ軸受は収益性が高く、製鉄や製紙工場、鉱山など用途範囲が広く、欧州・北米をはじめ中国、アセアン、中南米など海外を中心に需要が増大しています。当社は自動調心ころ軸受の市場シェア拡大を狙い、ころ軸受の主要生産拠点である藤沢工場内にHPS™を中心とした生産ラインを新たに増設しました。



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