営業活動から生じたキャッシュ・フロー(純現金収入)は、前期の303億円から2.1%増加し、310億円となりました。税金等調整前当期純損失を21億円計上したものの、減価償却費288億円や、棚卸資産の減少額106億円が主な源泉となりました。
投資活動に用いられたキャッシュ・フローは、前期の344億円から52.8%減少し、162億円となりました。有形固定資産の取得による支出(設備投資)が247億円と、前期より177億円減少しました。設備投資額の地域別内訳は、国内が52%、米州が16%、欧州が16%、アジアが16%となっています。一方、投資有価証券の売却による61億円、有形固定資産の売却額31億円、子会社株式の売却額10億円が主なキャッシュ・フローの源泉となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、前期は129億円の収入でしたが、当期は118億円の支出となりました。主な内容は短期借入金の減少70億円、自己株式の取得による支出37億円、配当金の支払額27億円でした。
これらのキャッシュ・フロー増減と、為替換算差額を調整した後の現金及び現金同等物の当期増加額は24億円となり、当期末における現金及び現金同等物の残高は589億円となりました。
流動資産総額は、前期に比べ57億円減少し、2,857億円となりました。これは主として国内外の在庫圧縮に努めた結果、棚卸資産が前期に比し140億円減少したことによるものです。
流動負債総額は、前期より121億円減少し、2,273億円となりました。短期借入金の返済と社債償還により有利子負債が154億円減少したことが、主な要因となりました。その結果、正味運転資本は584億円と、前期より63億円増加し、流動比率は前期の1.22倍に対して1.26倍となりました。
有利子負債(短期債務、一年以内返済予定長期債務、長期債務)は、前期より46億円減少し、2,678億円となりました。
総資産は、国内の株式市場低迷による保有投資有価証券の評価減等、前期より497億円減少して、5,931億円となりました。総資産回転率は、前期の0.73回に対し、0.85回となりました。
株主資本合計は376億円減少の1,706億円となりました。減少額の主な内訳は、その他有価証券評価差額金の減192億円、為替が円高になったことによる為替換算調整勘定のマイナス幅の増加89億円、自己株式の買入による減少40億円、当期純損失27億円でした。一株当たり純資産額は、前年の378.03円から316.27円に減少しました。また、自己資本比率は28.8%(前期は32.4%)となりました。
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