現在、世界的に第3世代にあたる HUB III
への世代交代が進んでいます。当社は HUB III の研究開発に早くから着手しており、技術的な優位性を背景に着実に受注を拡大しています。国内はもちろん、国外においても欧米系カーメーカー、現地進出の日系カーメーカーから大型案件を獲得しています。
生産面では、日本、米州、欧州の各地域に拠点を展開、グローバルな供給体制を確立しています。さらに、TIMKEN
社とのアライアンスにより、従来の玉軸受ハブユニットに加えて、円すいころ軸受ハブユニットのグローバル展開を図っていく予定です。
今後は技術力の高さとグローバル供給体制の利点を生かし、同製品におけるトップサプライヤーの地位を確実にしていきます。HUB
III の2000年の世界生産個数3,100万個に対するシェア13%を、2005年には4,600万個に対し25%にまで拡大する計画です。
ハブユニットの技術戦略
当社のハブユニットにおける技術的優位性として、以下の点が挙げられます。
各種センシング機能の付加による高機能化
デジタルシミュレーションによる限界設計
(軽量化、高剛性、低トルク化)
これらの技術的な強みを生かし、以下(表)の商品開発に取り組んでいます。
開発商品
狙う市場
NSK技術の強み
ABSセンサ内蔵
ハブユニット*
全車両
豊富なバリエーション
(環状センサ、列間センサ、多極磁石エンコーダ、エンドキャップセンサ)
揺動かしめ
ハブユニット*
軽自動車・乗用車・SUV
HUB
III の内輪固定方式をナット方式から加締め方式にすることで、小型・軽量化と部品点数の削減を実現
統括組織として中国傘型企業を設立(上海市)
2003年2月、中国事業を統括する傘型企業(持株会社)として、恩斯克投資有限公司(NSK
CHINA HOLDING Co.,Ltd.)を設立。各種プロジェクトや既存の現地法人を統括するとともに、今後の急拡大が見込まれる自動車関連ビジネスを中心にマーケティング機能を強化するなど、販売体制の強化にも取り組んでいきます。