営業活動から生じたキャッシュ・フロー(純現金収入)は、前期の244億円から
24.1%増加し、303億円となりました。税金等調整前当期純損失を103億円計上したものの、減価償却費275億円や、受取手形及び売掛債権の減少額348億円、棚卸資産の減少額103億円が主な源泉となりました。
投資活動に用いられたキャッシュ・フローは、前期の197億円から74.4%増加し、344億円となりました。多摩川工場跡地の売却等、有形固定資産の売却による収入が110億円あったものの、新技術開発センターの建設等により、有形固定資産の取得による支出(設備投資)が424億円と、前期より85億円増加しました。設備投資額の地域別内訳は、国内が51%、米州が18%、欧州が15%、アジアが16%となっています。
財務活動から生じたキャッシュ・フローは、前期より330億円増加し、129億円となりました。主に長期債務の増加306億円が、その要因となりました。一方、コマーシャルペーパー等短期債務の減少額が99億円、自己株式の取得による支出が45億円、及び親会社の配当金支払額が31億円でした。
これらのキャッシュ・フロー増減と、為替換算差額を調整した後の現金及び現金同等物の当期増加額は、98億円となり、当期末における現金及び現金同等物の残高は、566億円となりました。
流動資産総額は、前期に比べ301億円減少し、2,915億円となりました。これは主として売上債権が前期より354億円減少したことによるものです。棚卸資産は、国内外で在庫圧縮に努めましたが、円安になったことにより海外の在庫が為替換算で膨らみ、円貨ベースの比較では49億円の減少に留まりました。
流動負債総額は、前期より226億円減少し、2,394億円となりました。主に仕入債務が186億円したことが、その要因となりました。その結果、正味運転資本は521億円と、前期より75億円減少し、流動比率は1.22倍となりました。前期の流動比率は1.23倍でした。
有利子負債(短期債務、一年以内返済予定長期債務、長期債務)は、前期より266億円増加し、2,724億円となりました。
総資産は、前期より376億円減少して、6,428億円となりました。使用総資本回転率は、前期の0.81回に対し、0.73回となりました。
株主資本合計は、192億円減少の2,082億円となりました。減少額の主な内訳は、当期純損失177億円、資本準備金による自己株式買入消却による減少44億円です。また、為替が円安になったため、為替換算調整勘定のマイナス幅は減少しました。一株当たり純資産額は、前年の405.12円から378.03円に減少しました。また、自己資本比率は32.4%(前期は33.4%)となりました。


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