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NSKアニュアルレポート2002
地域別概況:アジア
概要

 NSKは1987年の韓国を皮切りに、中国、インドネシア、マレーシア、タイ、インドの6ヶ国に11の生産拠点を持ち、近年、急速に生産量を拡大しています。技術開発の拠点は中国と、韓国及びシンガポールにあります。さらに販売拠点としては、シンガポール、タイ、中国、韓国を始めとして9カ国にあり、オセアニアを含む全アジア地域をカバーしています。これら生産、技術及び販売の各拠点は、アジア事業本部の下に、韓国、中国及びアセアン、オセアニア地域にそれぞれ総支配人を置き、地域別責任体制で事業を運営しています。

市場環境、業績

 2001年のアセアン諸国と韓国の経済は、米国経済の減速やIT需要の落ち込み等により、悪化しました。一方で中国経済は、年間を通じてほぼ好調に推移しました。この様な環境下、アジア全体での業績は、情報機器や工作機械関連向けの売上減少を中国やアセアン地域での販売の拡大でカバー出来ず、減収減益となりました。2002年度については、中国での売上増加や米国経済の回復による緩やかな回復を予想しています。

当面の課題

 中国では、グローバルNSK全体の第2次構造改革を進めていく上での、重要な拠点として多くのプロジェクトを進めています。昆山工場では、第2棟に続き、第3棟の建設及びテクニカル・センター棟の新設を開始します。蘇州では、TIMKEN社と小型円錐ころ軸受の合弁工場建設の準備を進めます。また、グローバルNSKの戦略調達拠点として、上海に中国調達センターを立ち上げるとともに、玉軸受の前工程工場新設に向けて準備を開始しました。韓.国では、電機メーカーを中心とする生産拠点の海外シフトなど、産業構造の変化に合わせ、昌原工場の自動車産業向け製品へのシフトを一層強力に進めます。アセアンでは、インドネシア及びマレーシアでのミニアチュア〜小径玉軸受の収益力向上と、タイに設立した自動車向け軸受工場の円滑な立ち上げに取組みます。

戦略
 NSKは、アジアで展開するグローバルな競合他社に比して、日本に近いという地理的条件、また各国に展開している充実した生産拠点等の優位性を活かし、アジア各国市場で圧倒的なNo.1の地位を確立することを、最終的な目標においています。また、グローバルNSKの中で、コスト競争力を最大限に生かす生産拠点の中心として、また部品や中間財の調達拠点として、フルに活用していきます。
欧州販売の生産地別構成

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