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NSKアニュアルレポート2002
地域別概況:欧州
概要

 NSKは1976年の英国におけるピータリー工場の操業開始から四半世紀以上の歴史を重ね、現在では英国、ドイツ、イタリア、スイス及びポーランドに生産拠点を持っています。技術開発ならびに技術サポートの拠点は、英国、ポーランドにあります。販売部門は市場別汎欧州体制でユーザーニーズに応えています。これら生産、技術及び販売の各拠点は、欧州統括会社の下で事業を展開しています。

市場環境、業績

 2000年に回復の兆しを見せた欧州経済は、2001年の第1四半期に減速が始まり、9月の米国での同時多発テロの発生以降は、さらに減速が加速しました。この様な環境下、自動車向けの軸受や電動パワーステアリングなどの自動車部品の売上は増加したものの、一般産業向けの軸受や精機製品の売上は減少しました。収益面では、外部環境の変化により、イスクラ工場の操業度悪化やステアリングコラムの収益が悪化したことと、構造改革に伴う販売費及び一般管理費が一時的に増加したことなどによって、赤字が拡大する結果となりました。

当面の課題

 第2次構造改革により、一層の競争力強化を図ります。具体的には、軸受事業では、標準玉軸受の生産拠点について英国からポーランドへのシフトを前倒しで進めると共に、自動車用軸受、標準玉軸受、精密軸受などのコア事業への集中と、不採算事業からの徹底を図ります。自動車部品事業では、電動パワーステアリング事業の強化と、コラム事業の値上げもしくは撤退を図りながら、現在3つある生産拠点を1拠点まで縮小を進め、収益性の向上を図ります。また間接部門では、欧州統括会社の規模の縮小を進めます。一方、オランダに設立した欧州中央倉庫の早期の安定稼動に注力します。

戦略
 第2次構造改革の推進とともに、コア製品の販売拡大を図ります。標準玉軸受では、ポーランドのイスクラ工場の製品についてグローバルに販売の拡大を進めます。自動車用玉軸受では、高度な技術力を武器に、日系以外からもドイツやフランスなどの現地カーメーカーからの注文が拡大しており、さらなる受注拡大を図ります。また自動車用ころ軸受では、米国のTIMKEN社やTORRINGTON社とのアライアンスにより、受注活動の強化を図ります。さらに、電動パワーステアリングの採用が急拡大するなかで、トップメーカーとして今後もその需要の取り込みを進めます。
欧州販売の生産地別構成

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