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NSKアニュアルレポート2002
地域別概況:米州
概要

 NSKはブラジルで1972年、米国で1973年にそれぞれ生産を開始し、現在、米州に合計8つの生産拠点を持っています。技術開発の拠点は、米国とブラジルにあります。また販売拠点は米国、カナダ、メキシコ、ブラジル、アルゼンチンの5ヶ国にあり、米州全体をカバーしています。これら生産、技術、販売の各拠点は米州統括会社の下で事業を展開しています。

市場環境、業績

 米国経済は、ITバブル崩壊後、2000年秋に始まった在庫調整から本格的な雇用調整へと進展し、9月の同時多発テロがさらに追い討ちをかける形で、景気が悪化しました。一方、前半好調だったブラジル経済は、電力不足やアルゼンチン危機の影響で大幅に失速しました。この様な環境下、米国では自動車向けの製品は概ね堅調でしたが、一般産業向けの軸受は、客先の低コスト地域への生産移転や新興国からの輸入品との価格競争の影響により、また精機製品については、半導体関連産業の不振の影響により、それぞれ大きく落ち込む結果となりました。ブラジルでは、前半が好調であったことと後半の機動的な値上げにより、増収増益を達成しました。

当面の課題

 2002年度は、緩やかな景気の回復を予想していますが、一般産業向けの軸受や精機部門の自力での収益立直しを図ります。これまでにも操業の部分停止やレイオフの実施などの対策を実施してきましたが、軸受や自動車部品部門では、前工程品や部品などのグローバル調達を進めます。精機部門では、需要変動の激しい業界での競争力強化に向けて工場文化の改革に取り組んでおり、日々の生産目標達成の維持やリードタイムの短縮化、及び在庫削減を進めています。

戦略
 軸受事業では、価格競争が厳しいコモディティー製品の生産をアジアなど他の地域へ移すとともに、生産体制の合理化を進めます。他方、付加価値が高く、競争力の高い自動車用軸受へ事業の中心をシフトするとともに、生産能力の増強を進めます。また、利益率の高い重点市販分野の販売の拡大に一層注力します。自動車部品事業では、案件が拡大する中で、コストダウンに向けて、リーン生産方式とグローバル調達の取り組みを推進します。精機事業では、フランクリン工場の生産能力の活用を図り、収益の向上を図ります。
米州販売の生産地別構成

  

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