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中期事業戦略
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  事業環境の変化
・ITバブルの崩壊
・世界同時不況
・エマージング諸国の台頭
・国内空洞化、
 産業構造の急激な変化
従来のNSKの強みが弱みへ変化
・株式持合いを
 背景とした含み経営
株式評価損の計上
・日本での安定した
 雇用と横並びの賃金体系
国際競争力の劣化
・英国中心の生産設備 ユーロ安による
英国品のコスト競争力劣化
 この業績悪化の背景につきましては、次の様に考えております。
 まず、景気循環要因として、一昨年の後半からのIT産業のバブル崩壊に続き、昨年秋に米国で起こった同時多発テロの影響もあり、日、米、欧、アジア四極での同時不況が続いています。
 一方では、構造的要因として、中国や東欧等の旧社会主義国の工業化の進展により、日本はもとより、米国や西欧諸国からも生産拠点を、こうした低コスト国へ移転する動きが本格化しています。その結果、国内産業の空洞化や、産業構造の急激な変化、またデフレが進行しております。
 この様なグローバルな潮流のなかで、日本経済及び日本企業は、産業構造の転換や生き残りを賭けた再編成という戦後最大の構造変化に襲われています。NSKもまた、こういった構造変化の影響を受け、これまでの強みが一転して弱みに変わってしまったと考えています。
 例えば、株式の持ち合いによる含み益を抱えた、安定した強い財務体質は、最近の株式市場の急落によって、その膨大な含み益が、含み損に変わってきています。
 また、日本の安定した雇用と横並びの賃金体系が、今では硬直的な雇用と世界一高い人件費となって、NSKの競争力を劣化させております。
 更に英国に生産を集中していた欧州事業は、ユーロ安によるポンド高によって、コスト競争力の劣化に悩んでいます。
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